ソーシャルワーク世界定義の見直しに係る進捗状況の報告
社会福祉専門職団体協議会(社専協)[注]では、2014年7月にメルボルンで開催される国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク学校連盟(IASSW)の総会もしくは合同会議での新たな定義の採択に向けた見直し作業の進捗について、加盟各団体から構成員の皆さまに情報提供を重ねてきました。本年2月5日(火)には、IFSW事務局長から示されたソーシャルワーク世界定義の見直しに係る第4案「The Global Definition of Social Work Profession」に対する日本の意見を社専協として提出しました。その後、2013年3月にIFSWの国際執行委員会とIASSWの理事会の双方が、加盟国等からの意見や提案を反映し合意した「第5案」が同年4月に提示されました。社専協では、各加盟団体の構成員からの意見集約を経て、国際委員会に託して議論を重ねてきました。「第5案」提示までの経過は、こちらをご覧ください。
今般、日本からの意見を再び下記の通りIFSW事務局へ発信する運びとなりましたので、皆さまにご報告させていただきます。
- Opinions from Japan on the proposed draft of the “Global Definition of Social Work”(原文)
- 「Global Definition of Social Work」案 に対する日本からの意見(日本語版)
今後のスケジュールとしては、IFSWとIASSWの代表が新たなフィードバックを検討し、最終的な文案が2014年7月にメルボルンで開催されるIFSWの総会およびIASSWの総会に提出され、会員の投票にかけられることになると思われます。更なる進捗情報については適宜お知らせをさせていただく予定です。また、採択により新定義確定の後には、IASSWに加盟する教育関係団体との共同訳を作成し皆さまにお届けする予定です。
メルボルン会議ツアーのご案内も年明け以降に始まる予定ですので、皆さまにも注目と多くの関心をお持ちいただき、ご参画をお待ちいたします。
なお、本記事は、社専協構成4団体で共有しております。
2013年12月5日
[注]社会福祉専門職団体協議会は、 (NPO)日本ソーシャルワーカー協会、(社)日本社会福祉士会、(公社)日本医療社会福祉協会、(公社)日本精神保健福祉士協会で構成され、IFSWに日本国代表団体として加盟しています。