新入会者宛メッセージ
新しく都道府県社会福祉士会に入会された皆さまへ
2024年2月4日(日)に実施された第36回社会福祉士国家試験は、受験者数34,539人のうち20,050人が合格され、58.1%という過去最高の合格率となりました。
合格された皆さまおめでとうございます。
今後は、入会された都道府県社会福祉士会において、ソーシャルワーク専門職である社会福祉士として実践と自己研鑽を積んでいただきますようお願い致します。
日本社会福祉士会は、1993年1月、全国から東京八王子に550人を超える仲間が集まり設立されました。1996年4月に社団法人化、2012年4月には47都道府県社会福祉士会を正会員とする連合体組織へ移行し、2014年4月に公益社団法人の認可を受けました。2024年3月現在、全国の都道府県社会福祉士会所属会員数は45,500人を超え、ソーシャルワーク専門職団体として、その社会的責任は益々大きくなっています。
さて、2022年12月に国において、全世代型社会保障構築会議報告書がとりまとめられました。報告書の中で、地域共生社会の実現に向け取り組むべき課題として、ソーシャルワーカー等の確保・育成が示されました。昨年12月には、全世代型社会保障構築を目指す改革工程として、社会福祉士の活用状況等、実態を把握し、社会福祉士の更なる活用について検討を行うと記述されました。
これら社会福祉士への期待を背景にして、社会福祉士の質的量的な側面からの拡充が進められており、資格取得後に実践で必要な知識や技術については、実践者向け研修や生涯研修制度、認定社会福祉士制度などを通して高めていただきたいと思いますので、是非ご活用願います。
今年は6月22日、23日に第32回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会が栃木県宇都宮市で開催されます。大会テーマは「これからの地域共生社会を担う社会福祉士としての挑戦」です。全国の会員が集う本大会に、新入会員の皆さまに是非、ご参加いただき、ソーシャルワーカーとしてともに学び、繋がる機会にしていただければ幸いです。
コロナ禍が長期化したことに伴い、様々な生活課題が各地で顕在化しており、これらの課題や権利侵害に対して、私たち社会福祉士は、ソーシャルワークの倫理と価値を改めて確認し、実践していく必要があります。
日本社会福祉士会は、正会員である都道府県社会福祉士会との連携をはかりつつ、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる地域共生社会の実現に向け、様々な課題へ対応していくよう努めてまいります。
このたび、新たに入会された皆さまが社会福祉士会の諸活動へ積極的に参加され、ともに学び、ともに成長していけることを期待しています。
公益社団法人日本社会福祉士会 会長 西島 善久
入会資料はこちらからご請求ください。
- 生涯研修制度の詳しい説明は『生涯研修手帳』または生涯研修センターホームページをご覧ください。
- 認定社会福祉士制度の詳しい説明は認定社会福祉士認証・認定機構のホームページをご覧ください。
- 日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会はこちらをご覧ください。
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