スーパーバイザー登録要領
本登録要領では、スーパーバイザー登録規程にもとづき、認定社会福祉士制度でスーパービジョン実績の単位となるスーパービジョンを実施するスーパーバイザーの登録及び登録の更新に係る事項についてご案内します。
1.登録者
登録申請には、次の6つの区分があります。
第1号 | 認定上級社会福祉士 |
第2号 | 認定社会福祉士の更新者 |
第3号 | 認定上級社会福祉士に準じる者 |
第4号(1) | 社会福祉士 |
第4号(2) | 施設機関等において職員のスーパービジョンを担当している者 |
第4号(3) | 教員等でスーパーバイザーとして豊富な経験と実績のある者 |
社会福祉士資格を有さない方の場合であっても、施設等でスーパービジョンを行っている方は第4号(2)で申請が可能です。ただし、第4号(2)のスーパーバイジーは限定されます。
2.登録者が行うスーパービジョン(単位の対象となるスーパービジョン)
(1)本機構がスーパービジョン実施要綱において指定した手順及び様式を用いて行うことが必要です。
(2)単位となるスーパービジョンは、当面の間、個人スーパービジョンのみです。グループスーパービジョンは単位対象となりませんのでご注意ください。
(3)第1号から第3号まで、第4号(1)(3)の登録者が行うスーパービジョンは認定社会福祉士取得のための「スーパービジョンを受ける」実績の単位対象となります。第4号(2)の登録者が行うスーパービジョンは、同一施設及び機関の職員に限って「スーパービジョンを受ける」実績の単位対象となります(同一施設外の社会福祉士にスーパービジョンを実施しても単位の対象とはなりません)。
3.登録要件
各区分の登録要件は次表のとおりです。
実務経験について
第4号(1)の相談援助実務経験は、社会福祉士資格取得後の経験に限ります。(産休・育休・長期病欠等の期間は除きます。)
相談援助実務経験の範囲等は次のとおりです。
(1)「指定施設における業務の範囲等及び介護福祉士試験の受験資格の認定に係る介護等の業務の範囲等について(昭和63年2月12日社庶第29号)」別添1に定める指定施設機関及び職種
(2)認定社会福祉士認証・認定機構が認める業務の範囲
ア) 矯正施設における相談援助を行っている職員、社会復帰促進センターにおける相談員
イ)一定の要件を満たす独立型社会福祉士として日本社会福祉士会の独立型社会福祉士名簿に登録している者(証明できる相談援助実務経験の期間は、名簿登録をしている期間となります。)
ウ)(1)に定める指定施設機関における管理職
エ) 公的機関(公的機関から業務受託を受けた施設機関の受託事業も含む。)における相談員
カ)専門職後見人、保佐人、補助人及び成年後見監督人(専門職後見人とは、社会福祉士の場合、権利擁護センターぱあとなあに名簿登録をしていることが必要です。証明できる相談援助実務経験の期間は、名簿登録期間ではなく、受任をしている期間となります。)
(3) 認定社会福祉士認証・認定機構の個別認定の取扱い
前記(1)に定める職種と同等以上の福祉に関する相談援助を行っているとして認定申請前に機構に照会し承認されたもの。照会は、別紙「社会福祉士/ソーシャルワーカーとしての「相談援助実務経験」照会書(スーパーバイザー登録申請用)」の提出が必要です。
相談援助実務経験照会の受付期間は、毎年3月と9月になります。
推薦書について
「倫理綱領及び懲戒の権能を有する日本のソーシャルワーカー団体の推薦書」とは、公益社団法人日本社会福祉士会又は公益社団法人日本医療ソーシャルワーカー協会が発行する推薦書です。
「施設・機関の長の推薦書」とは、申請者が勤務する施設・機関の長が発行する推薦書です。
「機構会員の教育団体の推薦書」とは、一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟が発行する推薦書です。
説明会について
登録するためには、本機構が定めたスーパービジョンの手順や様式の説明会「スーパービジョン説明会」を受講することが必要です。
説明会終了後に「修了証」が発行されます。申請に必要になりますのでなくさないようにしてください。
4.登録申請手続き
(1)申請書類
申請する方は次表の申請書類を提出してください。
区分 | 第1号 | 第2号 | 第3号 | 第4号(1) | 第4号(2) | 第4号(3) |
---|---|---|---|---|---|---|
スーパーバイザー登録申請書(第1号) | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 |
スーパービジョン経験報告書(第2号) | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 |
スーパーバイザー推薦書(第3号) | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 |
認定上級社会福祉士登録証の写し | 必須 | - | - | - | - | - |
認定社会福祉士登録証の写し | - | 必須 | - | - | - | - |
社会福祉士登録証の写し | - | - | - | 必須 | - | - |
説明会受講修了証の写し | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 | 必須 |
実務経験証明書(第4号) | - | - | - | 必須 | 必須 | - |
説明会受講予定者(未受講者)は、受講修了後すみやかに修了証の写しを提出してください。
(2)申請手続き
①登録申請受付期間
区分 | 提出先 |
第1回申請受付期間 (必着) |
第2回申請受付期間 (必着) |
---|---|---|---|
第4号(1) | 日本社会福祉士会 | 4月15日~5月14日 | 10月15日~11月14日 |
日本医療ソーシャルワーカー協会 | |||
第4号(2) | 認定社会福祉士認証・認定機構 | 5月15日~6月14日 | 11月15日~12月14日 |
第4号(3) | 日本ソーシャルワーク教育学校連盟 | 4月15日~5月14日 | 10月15日~11月14日 |
第3号 |
*受付期間外の申請書は受付することができません。必ず、受付期間内に提出してください。
第4号(2)以外の区分で申請される方は、推薦を受けようとする団体にご提出いただきます。推薦団体でとりまとめて機構に提出します。
②申請方法
- 申請書を本機構ホームページよりダウンロードし、必要な事項を記入してください。
- 書類作成にあたっては、必ず記入上の注意をお読みください。
- 申請書類は、すべてA4サイズ片面印刷とし、クリップ止めにしてください。(ホチキス止めにはしないでください)修正書類についても同様です。
- 申請書に必要書類を添付して、推薦団体に郵送してください。(申請団体より機構に送付されます。)
③申請費用(審査料)
(1)審査料 |
新規申請:8,000円 更新申請:5,000円 |
(2)納入方法 |
振込 |
(3)納入期間 |
第1回申請分:4月15日~6月14日 |
(4)振込口座 |
三菱UFJ銀行 麹町中央支店 普通預金 |
(振込人名義が申請者と異なる場合は、振込人名の前もしくは通信欄などに「申請者の氏名」を明記してください。もし、この対応が難しい場合には、機構事務局まで「振込人名・振込日・申請者氏名」等をお知らせください。) |
④申請書類の送付
- 申請期間内に配達の記録が残る方法(簡易書留や宅配便)にて送付してください。 申請期間外に届いた申請書類は受付しません。申請期間内に到着しなかった場合は返却します。
- 書類の持参は受け付けません。郵送等をお願いします。宛先を間違えないようにお願いします。
- 書類受領についての個別の問い合わせは、原則として受け付けません。
- 受領した書類は返還しません。コピーをお手元に保管してください。
- 封筒の表に「スーパーバイザー登録申請書類 在中」と明記してください。
5.審査
提出された申請書類の書類審査を行います。
6.審査結果通知
|
初回審査結果 |
再審査結果 |
第1回申請分 |
8月中旬(予定) |
9月末(予定) |
第2回申請分 |
2月中旬(予定) |
3月末(予定) |
書類審査の結果(登録可否)は郵送にて申請者へ通知します。
7.説明会
説明会受講予定者で審査結果において登録可となった方は、説明会の受講修了証の提出をもって登録がされます。説明会の開催案内は本機構ホームページ等でご案内します。
8.公表事項
登録者の公表項目は次表のとおりです。本機構のホームページで公表します。なお、公表事項の承諾は申請時に申請書に記入してください。
公開情報 |
区分 |
||||
第1号及び第2号 |
第3号 |
第4号(1) |
第4号(2) |
第4号(3) |
|
スーパーバイザーの氏名 |
公開する |
公開する |
公開する |
公開しない |
公開する |
スーパービジョン実施可能地域 |
公開する |
選択できる |
公開する |
公開しない |
選択できる |
スーパーバイザーへの連絡手段 |
公開する |
選択できる |
公開する |
公開しない |
選択できる |
- 実施可能地域は登録者の移動できる範囲の都道府県となります。(5都道府県まで登録可)
- 連絡手段は電話、メール、FAXのいずれでも可能です。登録者の連絡先の他、所属団体がスーパーバイザーとスーパーバイジーのコーディネート等を行う場合は、所属団体を連絡先とすることも可能です。その場合は、必ず所属団体に確認の上、団体名称とともに団体の連絡先(住所、電話番号、FAX番号、e-mail)を記載してください。
9.登録取り消し
申請内容に虚偽があった場合は登録を取り消すことがあります。
また、登録者が登録申請時に推薦を受けた団体を退会した場合(届出が必要)は、登録が取り消されます。
なお、登録時の団体を退会し別の団体からの推薦をえる場合は、変更届とともに当該団体からの推薦書を提出してください。また、区分の変更の場合は新たに審査が必要となりますのでご注意ください。
10.登録期間
名簿登録の有効期間は、登録から5年度間です。(登録証をご確認ください。)
名簿登録を継続するためには、5年ごとに登録更新の手続きが必要となります。
なお、更新申請においては、スーパーバイザー登録規程第14条第2項の研修受講が必要となります。
11.問い合わせ先及び書類送付先
書類送付先
第1号~第3号、第4号(1)(3)の方
推薦団体へお送りください。
第4号(2)の方
〒160-0004
東京都新宿区四谷1-13 カタオカビル2階 (公社)日本社会福祉士会内
認定社会福祉士認証・認定機構 事務局
※封筒には「スーパーバイザー登録申請書類 在中」とお書きください。
問い合わせ先
認定社会福祉士認証・認定機構事務局
電話番号:03-3355-6541(月~金 10:15~16:15)
ファックス:03-3355-6543
E-mail:ninteicsw@jacsw.or.jp