スーパービジョンの実施
認定社会福祉士認証・認定機構(以下「認定機構」という)が定めたスーパービジョンの枠組み(認定社会福祉士制度 スーパービジョン実施要綱)にもとづき、スーパービジョンを受ける・することで、認定社会福祉士及び認定上級社会福祉士の取得や更新に必要なスーパービジョン実績の単位が取得できます。
対象となるスーパービジョンの実施形態は「個人スーパービジョン」のみとしていましたが、2021年9月23日の規程改正により「グループスーパービジョン」についても認められるようになりました。
なお、決められた手順や指定された様式の使用など、一定の枠組みの中で実施することが必要になりますので、必ず実施前に手順等を確認してください。
4.スーパービジョン実施マニュアル ※バイザー・バイジー共通 ① 個人スーパービジョン用(2023年9月18日) |
5.ソーシャルワーク・スーパービジョンにおいてICTを活用する際の留意点(2023年1月22日) ≪参考資料≫「ICTを活用したソーシャルワーク・スーパービジョンの手引き(2022年3月)」※日本社会福祉士会HP |
6.認定社会福祉士制度におけるスーパーバイザーの行動規範(2015年3月22日) |
スーパービジョンの目的
認定社会福祉士制度(以下「認定制度」という)におけるスーパービジョンは、スーパーバイジーの実践学習と専門職としての知識と技術への訓練を促進・支援するためにソーシャルワークの視点から実施するもので、スーパーバイジーとなる社会福祉士が次の各号に掲げる事項を獲得することを目的とします。
- 社会福祉士としてのアイデンティティを確立する。
- 専門職として職責と機能が遂行できるようにする。
-
個別支援・組織・地域のすべてのレベルにおける実践力を開発する。
基本的な枠組み【個人スーパービジョン】
- 認定制度のスーパービジョンでは、 スーパーバイザーとスーパーバイジーは、スーパービジョンを行う前に、原則、1年間のスーパービジョン実施契約を締結します。
- 個人スーパービジョンでは、契約締結後、1年間に6回以上、1回1時間以上のスーパービジョンを行います。
- スーパーバイザーとスーパーバイジーの関係性は、職場内/職場外、同じ専門分野/異なる専門分野を問いません。
- 個人スーパービジョンを受けようとする社会福祉士(スーパーバイジー)が、認定機構に登録しているスーパーバイザーへ連絡をし、スーパービジョンの依頼をします。
- 認定制度の枠組みに従った個人スーパービジョンを行い、契約期間の満了をもって、スーパービジョン実績2単位となります。
- 契約期間満了後に次のスーパービジョンを受ける場合、スーパーバイザーは同じ者である必要はありません。
(次のスーパービジョン契約を締結する際は、契約期間が重複しないようご留意ください) - 認定制度の個人スーパービジョンを受ける際は、事前に「スーパービジョン実施マニュアル ~個人スーパービジョン用~ 」を必ずお読みください。
- スーパービジョンで使用する様式は、こちらをご覧ください。
基本的な枠組み【グループスーパービジョン】
- 認定制度のグループスーパービジョンは、対面式で行うことを原則としています。
- グループスーパービジョンでは、 スーパーバイザーと各スーパーバイジーが、スーパービジョンを行う前に、原則1年間のスーパービジョン実施契約を締結します。
- グループスーパービジョンは、契約締結後、1年間に8回以上、1回90分以上のスーパービジョンを行います。
- 認定制度のグループスーパービジョンを行う際は、スーパーバイジーの人数は2名から8名とし、全回を同じメンバーで行うことを原則としています(スーパーバイジーの交替は認められません)。
- グループスーパービジョンにおけるスーパーバイザーとスーパーバイジーの関係性、スーパーバイジー同士の関係性は、職場内/職場外、同じ専門分野/異なる専門分野を問いません。
- 認定制度の枠組みに従ったグループスーパービジョンを行い、契約期間の満了をもって、スーパービジョン実績2単位となります。
- 契約期間満了後に次のスーパービジョンを受ける場合、スーパーバイザーは同じ者である必要はありません。
(次のスーパービジョン契約を締結する際は、契約期間が重複しないようご留意ください) - 認定制度のグループスーパービジョンを受ける際は、事前に「スーパービジョン実施マニュアル ~グループスーパービジョン用~ 」を必ずお読みください。
- グループスーパービジョンで使用する様式は、こちらをご覧ください。
スーパーバイザーとは
- 認定上級社会福祉士であって認定機構にスーパーバイザー登録している者【第1号】
- 認定社会福祉士を1回以上更新した者で認定機構にスーパーバイザー登録している者【第2号】
- 認定上級社会福祉士に準ずると認められる者で認定機構にスーパーバイザー登録している者【第3号】
- その他、認定機構が認める者で認定機構にスーパーバイザー登録している者【第4号(1)(2)(3)】
<スーパーバイザーの連絡先>
● 認定機構に登録しているスーパーバイザーの連絡先は、スーパーバイザー登録者リストをご覧ください。
スーパービジョン(する)について
- 目的:スーパーバイザーとして職責と機能が担えるようになる。
- 認定機構にスーパーバイザー登録をしているスーパーバイザーが認定制度の枠組みでスーパービジョンを行った場合は、スーパービジョン実績(する)の2単位として扱うことができます。
- なお、スーパーバイザー登録をしていない認定社会福祉士が認定社会福祉士の更新及び認定上級社会福祉士の認定又は更新のためにスーパーバイザーとしてスーパービジョンを行うときは、次のいずれかの要件を満たしていることが必要です。
(1) 認定上級社会福祉士又は認定上級社会福祉士に準じる者であるスーパーバイザーの同席のもとで行われること
(2) 認定上級社会福祉士又は認定上級社会福祉士に準じる者であるスーパーバイザーの指導が受けられないときは、自らがスーパーバイザーとして行っているスーパービジョンについて機構が指定する振り返りができる研修会に、スーパーバイジー個人記録の写しを持参のうえ参加する。(現在この「振り返りができる研修会」として認めているものはありません)